1.反応性色素固定剤
反応性定着剤は通常、定着剤分子に反応性基を導入し、一般的に使用される反応性基はエポキシ基である。この色素固定剤は、繊維染料分子中のいくつかの基を結合し、共有結合を形成し、堅牢性に有用である。一般的に使用される反応染料固定化剤は以下の通りである：
（1）反応性カチオン樹脂系定着剤は、通常、ジエチレントリアミン、ジシアンジアミド、エピクロルヒドリン（エポキシ基の導入）の反応により製造される。直接染料および酸性染料の色堅牢性を改善するだけでなく、色を変えない。
（2）ポリエーテル反応性固定化剤は、ポリエーテルとエピクロロヒドリンとの反応によって生成される非イオン性ポリエーテル固定剤の一種である。この薬剤は水に一定の溶解度を有する。それは、高分子ネットワーク構造自体に架橋結合することができる。染料と組み合わせると、大きな分子化合物が形成されます。染料と繊維とが強固に結合し、湿潤堅牢性が向上する。
（3）四級化された反応性定着剤は、通常、トリメチルアミン、ジエチレングリミンおよびエピクロロヒドリンの反応による生成物である。それは定着剤として一般的に使用されるが、耐変色性はそれほど良好ではない。しかし、カチオン性基と繊維との架橋により、セルロース繊維を改質することができる。これは、塩を含まないまたは低塩の染色を実現し、染料の取り込み速度を改善する有効な方法である。

2.非反応性色素固定剤
定着原理は、繊維の表面にフィルムを形成し、水溶性基を閉じることである。カチオン系定着剤と樹脂系定着剤に大別されます。
（1）染料分子中のカチオン性基とアニオン性基とを組み合わせることにより、イオン結合及び水溶性基を形成し、カチオン性色素固定剤は布地の湿潤堅牢性を改善する。カチオン性色素固定剤は、
①カチオン性界面活性剤：ほとんどの界面活性剤は様々な程度で色素固定効果があります。この種の色素固定剤には、セチルピリジニウムクロライドおよびサパミン型カチオン界面活性剤が含まれる。しかし、それが悪い石鹸洗濯堅牢性と軽い堅牢性のために、めったに使用されていません。それは典型的な構造は次のとおりです：
②非表面活性第四級アンモニウム塩は、色素固定剤の王国であり、ポリアミン誘導体に属する2つ以上の第四級アミンを典型的には含む樹脂やサーファンタントに属していない。 1 N +（CH 3）2 CH 2 CH 2 N +（CH 3）2 Iおよびポリアミンと塩化シアヌルとの高分子縮合化合物。この種の堅牢性は、洗濯堅牢性および直接染料の強度を改善する。しかし、それは耐光性および色に対する影響がより少ない。家ではめったに使用されていません。

3.樹脂色素固定剤
この種の定着剤は、立体化学構造を有する水溶性樹脂であり、現在、剤型の最大使用量であり、総量の約70〜80％を占めている。その代表的な製品は固定剤Yである。
①ジクロロアミンとホルムアルデヒドの初期体であり、その水溶液は染料剤Y、カチオン性であり、直接染料や酸性染料などのアニオン染料と結合して不溶性色湖を形成し、繊維の表面を覆い、染料固定目的を達成する。耐光堅牢性に影響を与えるため、染料固定剤に金属塩を添加すると耐光性が向上する。例えば、染料固定化剤Mは、銅塩錯体の樹脂タイプの色素固定剤である。しかし、銅塩は繊維からの汗溶液によって剥がされるため、布帛上の重金属含有量の過剰を引き起こす。他の利点は、遊離ホルムアルデヒドが布上の染料固定剤から放出されることである。そしてその量は通常限界を超えています。現在、ホルムアルデヒドを含まない低ホルムアルデヒド染料固定剤を選択するのが一般的です。
②ポリアミンはグアニジン類とポリエンポリアミン化合物と塩酸、尿素のヘリウム脱離反応により生成する水溶性樹脂です。遊離ホルムアルデヒドを含まない。それはカチオン性および網状構造である。これは、アニオン性染料と結合し、巨大分子化合物を形成することができる。そしてそれは湿潤堅牢性を改善することができる。使用量と定着条件は染料剤Yに似ています。これは主に反応性染料と直接染料の定着に使用される中国でより早く開発されたタイプです。
③第四アンモニウム塩ポリマーはオレフィンと四級アミノ基の重合により形成されたポリマー、ホモポリマーまたはコポリマーです。ポリマー樹脂のフィルム特性とポリマー鎖のカチオン基を介して、カラー定着の目的を達成します。これは水溶性であり、特に反応性染料に適している。処理された織物は明るい色、日射耐性、耐汗性、良好な堅牢性を有し、酸性雰囲気から反応染料を保護することができるが、高温では洗濯堅牢性が悪い。

新しい色素固定剤
とともに